インビザライン・ファーストの費用はいくら?高額になるケースとは


インビザライン・ファーストの費用を考える親子

こんにちは。愛知県豊橋市にある三宅歯科医院です。

インビザライン・ファーストは、混合歯列期のお子様を対象としたマウスピース矯正です。近年注目を集めている矯正方法ですが「インビザライン・ファーストの費用はどのくらいかかるの?」とお悩みの保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、インビザライン・ファーストの費用や内訳、保険適用の可否について詳しく解説します。費用を安くする方法などもご紹介するので、インビザライン・ファーストを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

インビザライン・ファーストとは

インビザライン・ファーストを装着する子ども

インビザライン・ファーストは、乳歯と永久歯が混在する6~10歳頃の子どもを対象としたマウスピース型の矯正装置です。2019年3月頃から日本に導入され、成長期の顎の発育を利用して歯列を整える画期的な矯正方法として注目されています。

インビザライン・ファーストでは、顎の成長を利用して永久歯がきれいに並ぶスペースを作りながら、歯を移動させて歯並びを整えることが可能です。そのため、抜歯を避けられる可能性が高まり、子どもへの負担を軽減できます。

歯並びが整うと、虫歯や歯周病のリスクが下がるだけでなく、発音や噛み合わせの改善にも期待できます。お子さまの口腔環境を整えるために、インビザライン・ファーストは有効な選択肢と言えるでしょう。

インビザライン・ファーストの費用

インビザライン・ファーストの費用イメージ

インビザライン・ファーストの費用は、お子さまの歯並びや噛み合わせの状態、歯科医院など様々な要素によって異なりますが、一般的な相場は40万円から80万円程度です。この費用には治療前の検査費用やマウスピースの製作費、調整料などの費用が含まれる場合が多いです。

歯科医院によっては、治療にかかる総額を提示するトータルフィー制度の場合があります。この制度を利用すると、通院ごとの調整料や治療期間の延長による追加費用の発生を防げるため、長期的な視点で費用の管理がしやすいです。

複数の歯科医院でカウンセリングを受け、見積もりを比較すると良いでしょう。

インビザライン・ファーストの費用内訳[各プロセス]

インビザライン・ファーストの費用内訳イメージ

インビザライン・ファーストのプロセスごとの費用は以下のとおりです。

カウンセリング費

カウンセリングの費用は、無料から1万円程度が目安です。カウンセリングでは、歯科医師が患者さまの歯並びや口内の状態を確認して、治療方針を提案します。

また、患者様の不安や疑問もお伺いするので、小さな疑問でも質問してください。事前に気になることをメモしていくと、スムーズに相談できます。

精密検査費

インビザライン・ファーストを始める前には精密検査を行います。精密検査にかかる費用は、1万円〜5万円程度が目安です。

レントゲン撮影や口内写真の撮影、歯型の採取を行い、歯や顎の状態を把握します。このデータをもとに立てられた治療計画に沿って、治療を進めていきます。

マウスピースの費用

マウスピースにかかる費用は、40万円から60万円程度が目安です。精密検査で得たデータをもとに、治療で使用するマウスピースを製作します。マウスピースは、患者さまの歯並びに合わせてオーダーメイドで作製されます。

通院費

治療中は、口腔内の状態を確認するために定期的に歯科医院を受診する必要があります。定期通院にかかる費用は、1回あたり3,000円〜5,000円程度です。

マウスピースの交換は患者様が行いますが、歯科医師が治療経過を確認して問題があれば調整を行うため、定期通院は欠かせません。万が一、虫歯や歯周病が発生しても、定期的に通院していれば症状が軽度な段階で治療できます。

保定期間

矯正治療が完了した後は、歯と顎の位置を安定させる保定期間に入ります。この期間中は、歯を固定する装置のリテーナーを装着しなければいけません。

リテーナーの製作費用は2万円〜5万円ほどです。保定期間は、一般的に矯正治療と同程度の期間を要します。この期間中も定期的に通院が必要です。保定期間中の通院にかかる費用は、1回あたり3,000円〜5,000円程度が目安となります。

インビザライン・ファーストは保険適用の対象となる?

インビザライン・ファーストは自費診療となるイメージ

インビザライン・ファーストは、基本的には保険適用外の治療です。日本の医療保険制度では、失われた歯の機能を回復させるための必要最小限の治療が、保険適用の対象とされています。そのため、矯正治療は対象外となるのです。

ただし、特定の条件を満たした場合には、保険が適用されるケースもあります。例えば、顎変形症や厚生労働大臣が指定した疾患が原因で、歯列に深刻な異常がある場合は保険が適用される可能性が高いです。

なお、矯正歯科治療を保険適用で行える医療機関は、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみになります。

保険が適用されるかどうかの判断は、個々の状況や症状によって異なります。詳細が気になる方は、一度歯科医院で相談してみてください。

インビザライン・ファーストの費用を安くする方法

インビザライン・ファーストの費用を安くするため医療費控除の申請をするイメージ

インビザライン・ファーストの費用を安くする方法は、以下のとおりです。

治療期間を長引かせない

治療期間が長引くと、追加の費用が発生する可能性があります。そのため、最初に立てた計画通りに治療を進められるようにすることが重要です。

インビザライン・ファーストでは、マウスピースを1日20~22時間以上装着し、1〜2週間に一度の頻度で交換する必要があります。装着時間や交換スケジュールを守らないと計画通りに歯が動かず、治療期間が長引く可能性があるでしょう。

また、虫歯や歯周病になると、矯正を中断して優先的にそれらの治療を行う必要があります。口腔内を清潔に保つことで虫歯や歯周病を防ぎ、治療の遅延を避けてください。

マウスピースの紛失や破損にも注意し、スムーズに治療を進められるよう心がけましょう。

医療費控除を活用する

インビザライン・ファーストは、医療費控除の対象になる場合があります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超える場合に、確定申告することで受けられる所得控除です。

美容目的ではなく、噛み合わせの改善や歯の機能的な問題を改善するために治療が必要なケースなどの場合は医療費控除の対象になります。

申請の際は治療費の領収書が必要なので、きちんと保管しておいてください。また、生計をともにする家族の医療費もまとめて計算できるため、1年間の医療費をあらかじめ整理しておくとスムーズに申請できるでしょう。

デンタルローンを活用する

費用を一括で支払うのが難しい場合は、デンタルローンの利用を検討しましょう。デンタルローンは歯科治療専用のローンで、一般的なクレジットカードの分割払いや消費者ローンよりも金利が低いのが特徴です。

月々の返済額を調整できるため、無理のない支払い計画を立てられます。

ただし、全ての歯科医院で対応しているわけではありません。そのため、デンタルローンを利用したい場合には、事前に歯科医院で対応可能かどうかを確認しましょう。

まとめ

インビザライン・ファーストの治療をして笑顔になる子どもとその母親

インビザライン・ファーストは、成長期の子どもを対象とした、透明なマウスピースを使用する矯正方法です。

基本的には保険適用外のため、治療にかかる費用の相場は40万円から80万円程度と高額になることが一般的です。費用は歯並びの状態や歯科医院など、様々な要素によって変動します。

医療費控除やデンタルローンの活用、追加費用が発生しにくいトータルフィー制度を利用すると経済的負担を軽減できるでしょう。また、口内のケアを徹底したりマウスピースの装着時間や交換頻度を守ったりして、計画通りに治療を進めれば無駄な出費を防げます。

インビザライン・ファーストを検討されている方は、愛知県豊橋市にある三宅歯科医院にお気軽にご相談ください。

当院では、予防歯科とマウスピース矯正に力を入れています。虫歯・歯周病治療やホワイトニング、入れ歯治療、インプラント治療なども行っています。当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますのでご覧ください。

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