当院では、保護者の方と一緒に個室診療室に入ることができます。
子供たちが安心して治療を受けられるようにするために重要です。
特に初めての歯科診療や、小さい子供たちにとっては、知らない人に触れられることや、見慣れない器具が近づいてくることは大きな恐怖を引き起こすことがあります。
そこで当院では、お母さん（またはお父さんや保護者）と一緒に個室での診療を行います。
子供たちは親がすぐ側にいるという安心感を得られ、不安を抱えずに治療を受けることができます。
また、親自身も治療の過程を間近で見ることができ、その内容や進行状況を把握することができます。
個室診療のもう一つのメリットはプライバシーの確保です。
子供たちが怖がったり泣いたりしても、周りを気にすることなく対応することができます。
「ママといっしょの個室診療」は、子供たちが安心して、そして安全に治療を受けられる環境を提供するための重要な取り組みです。
これにより、子供たちは恐怖心を抱くことなく歯科治療を受けることができ、これが一生続く健康的な口腔ケア習慣の形成につながります。

当院では、初期虫歯を削らずに再石灰化でできるだけ対応するようにしています。
再石灰化とは、口腔内の自然なプロセスを活用して虫歯の初期段階を修復する方法です。
虫歯は、口腔内のバクテリアが産生する酸によって歯のミネラルが溶け出すことで起こります。
しかし、このミネラルの溶出は一定の条件下では逆転することがあり、これが再石灰化と呼ばれるプロセスです。
つまり、歯のエナメル質がカルシウムやリン酸イオンを再吸収し、虫歯が自然に修復されるというものです。
再石灰化を促進する方法としては、フッ素が有効で、フッ素がエナメル質に取り込まれると、酸の働きを抑制します。
また、口腔内のpHを維持したり、適切な食事を摂取することにより、再石灰化を促進することができます。
当院では、可能な限りこの再石灰化を用いて初期の虫歯に対応します。
そのためには、定期的な検診と良好な口腔ケアが必要となります。
定期的な検診により、虫歯の初期段階を見つけ、再石灰化で対応するチャンスを逃さないようにします。
そして、正しいブラッシングとフッ素の適用、そして適切な食事習慣によって再石灰化をサポートします。
このようなアプローチにより、患者さん自身の口腔内環境と力を最大限に活用し、虫歯の進行を早期に止め、保存的な治療を行うことが可能となります。

2とかぶる面もありますが、定期的な検診とフッ素塗布により、健康的なお口を維持することを大切にしています。
フッ素は、歯を強化し、虫歯を予防する効果があり、バクテリアが産生する酸による侵害に対して歯がより耐性を持つようになります。
定期的なフッ素塗布により、エナメル質を強化し、虫歯のリスクを低減することができます。
また、定期的な検診は、口腔の健康状態を維持するために不可欠です。
歯科衛生士による詳細な検査は、虫歯や歯周病の初期症状を見つける最良の方法です。
虫歯は初期段階ではほとんど症状がないため、子供自身が気付くのは困難であり、定期検診が重要となります。
早期発見により、治療はより簡単で、費用も抑えられます。
当院では、定期的なフッ素塗布と検診を行い、虫歯の早期発見と早期治療を推奨しています。

当院では、すべての患者様に対して、効果的なブラッシングテクニックとフロッシングの方法を教えています。
適切なブラッシングは、歯の健康を維持し、虫歯や歯周病を予防するために不可欠です。
しかし、適切なブラッシング技術は自然に身につくものではありません。
そのため、歯科衛生士から直接指導を受けることが非常に重要です。
当院のブラッシング指導では、ブラシの持ち方、歯ブラシの選び方、ブラッシングの順番、適切なブラッシング時間（通常は2分）、歯のすべての表面を磨くための方法など、患者様が毎日自宅で行うブラッシングを最大限に活用するための具体的なステップを教えます。
また、正しいブラッシングだけではなく、フロッシングの重要性も強調します。
フロッシングは、ブラッシングだけでは届かない歯間の領域を清掃するために必要です。
これらの指導を通じて、患者自身が日々の口腔ケアを適切に行い、虫歯や歯周病のリスクを軽減し、口腔全体の健康を維持できるようにすることを目指しています。